2020年07月31日

中学受験国語の振り返り②〜抜き出し記述法の危険

国語読解力を高めるには語彙力が重要だ、
ということで、語彙力の問題集をひたすらやる、ということを試したことがあります。
しかし、妹ねこさんの場合、あまり効果はありませんでした。単なる単語の勉強では、読解の基礎となる語彙力は身につかなかったようです。

そこで、次に、テクニックに走りました。
様々な国語読解書などを参考にして、試してみたりしました。
しかし、これも結果として、有効なものはなかったように思います。

例えば、記述問題の際に、棒線部の周辺のキーワードを抜き出し、これをつなげて文章にして解答を作成する方法をテクニックとして紹介される場合があります。
この方法は、完全解答を作成できなくとも、部分点がもらえたりするので、国語苦手な子が、手っ取り早く成績を上げるには良い方法かもしれません。
また、ある程度のレベルの学校であれば、対応できるかもしれません。
しかし、女子校、特に中堅レベル以上の女子校の過去問には対応できないことが多いように思われます。それは、そのような学校の問題では、文章に出てくる言葉そのものではなく、「自分の言葉」で書くことが求められる場合が多いからです。ただ、文筆をするわけではなく、あくまで国語の問題ですので、完全に自分の言葉で書くというわけではなく、実質は、文章に出てくる言葉を「言い換え」をして解答するということが求められる、ということになります。
そうすると、先に述べたような方法は、塾のテストなどで点数を上げるためには役に立っても、入試の実践では役に立たない、ということが起こります。

では、どうしたか、というと、妹ねこさんの場合、完全にハマった方法を見つけるまでに至りませんでした。もっとも、最後はちょっとずつ実力がついたように思われ、安定して成績を出すようになったのですが、それは、塾の授業やテストで出てきた問題文から、一つでも二つでも、知らない語句をなくすよう(知っている語句にするよう)努めたりしたことが良かったように思います。塾のテキストやテスト問題の文章は、それなりに厳選されていますので、その中で出てきたものから、一つでも二つでも、少しずつ得ていくという地道な方式です。
妹ねこさんの場合、親ねこが、扱っている塾のテキストやテスト問題の文章を斜め読みします。これらは、それほど長くないので、時間はかかりません。そして、その中から、親ねこが気になった語句(もしかしたらわからないかもと思われたものなど)や気になった場面の文章を覚えておきます。そのうえで、妹ねこさんに、語句の意味を聞いたり、それに近い語句についてや反対の意味の語句について聞いてみたり、説明したり、話をしてみたりします。また、場面についての場合、その場面ではどんな心情だったとかを聞いて話してみたり、逆の立場だったらどうかなどの質問をして話し合ってみます。
これだと、目に見えた成果は上げにくいのですが、地力はついたのかなと思いますし、何より、ご飯を食べながらとか塾の行き帰りなどの際とかにでき、それほど手間もかかりません。

あまり参考にならないかもしれませんが、一応、メモの内容でした。
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2020年07月30日

中学受験国語の振り返り①〜備忘メモ帳から

コロナ禍による在宅中に自宅内の断捨離をしたところ、姉ねこさんの中学受験時代からのものが幾つか出てきました。2月の妹ねこさん受験終了後、ねこさんたちの中学受験教材やノート類はだいぶ処分してしまいましたが、自宅内にまだ残っていたものです。
その中に、過去に綴ってきた親ねこのメモ帳がありました。多くは、個人的な事項についてですが、一般的な事項もあり参考になるだろうことを、折角なので記しておこうと思います。

国語読解についてです。
姉ねこさんは、国語読解はとても良く出来、公開模試では偏差値70を超えることもありました。他方、妹ねこさんはaround55で、ちょっと油断すると50台前半になるくらいでした。

そんな二人の小6時点での違いは、ズバリ「語彙力」です。
単に言葉を知っているというだけではなく、知らない言葉でも文脈から内容を推し量って読み取る力が決定的に違ったと思います。
そして、それはそこまでに積み重ねた読書量の違いに因ったと思われます。
コロナ禍をきっかけにした自宅の断捨離の中で、本棚の整理もしましたが、持っている本の量は姉ねこさんが圧倒的に多かったです。その内容も様々で、小学校入学から中学受験の勉強を始める前までに買った色々なシリーズもの(ゾ○リとか青い鳥文庫のものとか)は「本屋さんみたいだね」というくらいほぼ全部揃っていました。さらに、新書や難し目の小説もありました。親ねこたちも本好きのため、本だらけになってしまっている部屋があるのですが、姉ねこさんは小学生の時点からそれら親ねこの本にも手を出していたようです。
他方、妹ねこさんは、読書が嫌いな訳ではありませんが、普通の小学生並だったのだと思います。ただ、家族の会話の中で、妹ねこさんから「今言った○○ってどういう意味?」と質問されることがあり説明するのですが、その中には、「まだこの言葉も知らないのか」と感じたことがしばしばありました。

では、国語読解力をつけるには、
ひたすら読書をするしかない、
となりそうですが、まだ本格的に受験勉強に入る前ならいざ知らず、6年生になってからでは時間が足りません。

そこで、特に、妹ねこさんの場合に、どんなことを考え、実行して行ったのか、長くなりましたので、次回以降に纏めたいと思います。
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2018年09月11日

5年後期の算数

Nの5年生は、夏休み前に割合をやり、夏期講習で復習しました。
秋からは、数論からの比例、そして比を習い、速さと立体図形に行きます。
いずれも中学受験算数の重要単元です。
特に、比は、これ以降、どの場面でも出てきます。比を使うようになる前と後では、問題の質が違うように感じます。入試問題では、どの学校でも必ず絡めた問題が出ます。ここまでの学習は、比を使うようになるまでのウォーミングアップだったかのようにさえ思えてきます。
一つひとつ確認して、前の復習をしながら進めなければと改めて気分を盛り上げようと思います。
秋は、学校行事もあり、学校巡りも重なって、非常に忙しくなりがちです。
体調管理にも心がけていきたいと思います。

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2017年12月31日

国語得意女子とそうでもない女子

中学受験時、姉ねこさんの得意科目は国語でした。
だいたい安定していましたが、瞬間的に公開模試偏差値で75、順位で一桁を取ったこともありました(本人曰く「神さまが降りてきた」そうです。)。もっとも、その後、一度だけガクッと下がったこともありました(本人曰く「神は寝てた」)。まあそれでも、当時は、国語だけなら難関レベルだね、と話してました。
中学では、ダントツとまではいきませんが、そこそこの成績を維持してます。
この姉ねこさんの得意には理由があると思います。
まず、ものすごい読書家です。
低学年の時は、専ら「ゾロリ」シリーズでした。今も本棚に揃ってます。その後は、青い鳥文庫へ行き、中学年からは「黒魔女さん」シリーズでした。
わが家は、買い物の途中に良く近所の書店にも立ち寄ります。マンガ以外の本は欲しいといえば買っていたので、それ以外にもかなりの量の本が家にはあります。よく見るとかなりの厚さのものもあり、小学生のときに買ったかな?と記憶も曖昧なくらいです。今は文庫本に移行しているのですが、通学時にはだいたい何か本を持っているようです。
また、中学受験当時、テスト後に様子を聞くと、「今日の国語の物語は面白かった」と言うことが良くありました。6年直前期でも「あの話しの続きが知りたいから、帰りにちょっと本屋に寄って立ち読みして良い?」なんて時もありました。4年1月に受けたNの入室テストの時も、「国語の文章が学校と違って楽しい」というのがはじめの感想でした。つまり、文章を読むことが楽しいというのが基本にあるようです。
ちなみに、6年時にガクッと下がった時に聞くと、「1問目の文章がつまらな過ぎて全く頭に入ってこず、時間配分も狂った」とのことでした。
他方、妹ねこさんは、そこまで国語が得意ではありません。
マンガは良く読んでますが、それ以外の読書はあまりありません。学校から本を借りてきてますが、それも年齢からするとやや幼いくらいの本だったりします。
塾での問題文の物語にも、さほど興味がなさそうです。
ただ、物を作ることが好きなので、料理のレシピ解説本や工作説明本などはよく読んでいます。もっとも、書いてあることが理解できず、何をすればいいのか親ねこに聞いてきたりします。
国語力がないのは、他の科目にも影響します。理解力に繋がっているような気がします。
そこで、まずは基本的な国語力を醸成するため、今更ながら読み聞かせや音読させるようにしています。急がば回れですね。
同じように育てたはずですが、このように違いがあるのは興味深いです。
年末、本棚を整理しながら思った感想でした。
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2017年11月06日

狂奏曲は12月から

11月に入り、過去問の進捗や入試に向けた仕上がり具合が気になってくる時期だと思います。
しかし、経験してみると、首都圏中学受験準備の本当の意味での勝負所は12月からだと思いました。
人によってはすでに疲弊して、ヒェ〜となっているかもしれません。
ただ、12月からの直前期は、フルマラソンだと35キロ過ぎた皆が苦しくなる場面、トラックだと第4コーナーを回った最後の追い込みになります。
ここからいかに勝負所を見極めて対応していけるかが、更なる伸びに繋がると思います。特に、中学受験はまだ未熟で完成されていない12歳の小学生の受験です。最後まで伸びる子は本当に伸びていきます。
最後の勝負所を見極めて適切な対応ができるためには、そこまでの取り組みの分析が必要です。
過去問を解いてみて、どこがウイークポイントか、どこに対応するべきか、などきちんと整理して明確にしておき、12月以降の学習への組み込みを考えておく必要があります。その際、必要に応じて塾にも相談しておくと良いです。塾での過去問添削や解説の際に齟齬が生じにくくなります。
12月からの大決戦に今からどう備えるか、11月はそのために蓄える時期だったと振り返って思うのです。
また、寒くなってきますので、家族全員で健康にもより一層注意していく時期にもなります。
先日、わが家では来年の新しいカレンダーを購入したのですが、その際に昨年末から今年初めの頃のカレンダーへの書き込みを見て思ったことでした。
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2017年11月03日

過去問に見る最難関校・難関校・上位校・中堅校

過去問対策をするにあたり、
最難関校
難関校
上位校
中堅校
では、時期や方法・目的などが異なると思っています。
開成・桜蔭といった最難関校は、
まさにトップオブトップの中での闘いです。
そのため過去問対策はキッチリしてきていることがマストになります。
しかも過去問対策は早い時期に済ませて、
さらに合格に勝ち抜けるための対策が必要になります。
目安としては、11月上旬までには過去問は一通り回しているといった感じでしょうか。
Nでは10月中旬に難関校トライアルテストがあるので、そこで対策の方向性の間違いがチェックできると思います。この段階で不安点があれば、11月までに修正することになります。
さらに毎年文化の日にはSの学校別模試があるので、ここでも完成度を図ることができます。
そうして年内は穴を埋めつつ、精度を高める勉強を続けることになります。
難関校は、最難関校に比べると時期はもう少し緩めても良いかもしれません。
しかし、特に御三家で顕著ですが、出題傾向の特色がはっきりしている学校が多く、それに慣れる必要があります。
過去問対策も重要ですが、数が限られるため、日特など学校別対策講座も重視して出題傾向に合わせた勉強が必要です。
文化の日の模試などもありますが、こちらは完成度を図るよりは、出題傾向への適応力を見ることが主眼だと思います。
周りと比べて適応できているかを確認し、年内は出題への対応対策を図ることになります。
上位校の過去問対策のスケジュールはさらに緩めて良いと思います。
ただ、それぞれ出題傾向もあります。例えば、同ランクにある鷗友、吉祥、洗足といった学校の入試もそれぞれです。回答用紙を比べるだけでもよくわかります。そこで、それに慣れるという意味で年内を目処に対策を進めることになります。
中堅校では過去問対策を殊更に強調する必要はないかと思います。
塾のテキスト中心に基礎力を高めることに注力すべきです。
過去問はどんなテストかな?くらいの感じで取り組めば十分だと思いますし、年明けなっても慌てる必要はあまりないかと思います。
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2017年08月11日

実際の入試問題(過去問)に触れる

受験勉強の最大の目的は、合格することです。
入試で合格点を取るということです。
そこに向けて、勉強の中で、過去の入試問題を解いて、合格レベルに到達しているかどうか、課題は何かを見つける必要があります。
その意味で過去問演習は重要です。
しかし、あまり早く開始しても意味はないことが多いと思います。
課題を探索する前提となる本人の学力全体がそもそも不足していたら、演習自体も余り効果的でないからです。
では、入試問題に触れるのは、いつからどのようにすればいいのでしょうか。
志望校の過去問を解くのは、また別の意味もあると思いますので、ここではそれ以外に、入試問題を解くことについて記載します。
まず、大手塾の場合、テキストの演習問題自体が、実は過去問そのもの、あるいは、類題ということが、かなりあるようです。
考えれば、当たり前です。
入試で合格レベルに達するには、入試問題を解くことができるようになる必要があるからです。
テキストや問題集に出題校が書いてある場合もありますが、書いてなくとも実は過去問をベースにしたなどというのは山ほど聞いたことがあります。
そうすると、通常カリキュラムに沿っていくと、そのレベルごとに合った入試問題を解いていたりする、ということになるようです。
さらに、実力完成期(6年)になると、様々な目的で、志望校ではない入試問題を解いていく機会も増えていきます。
Nならば、新6年2月から7月の毎週日曜日に実施される前期日特の主要テキストは、前年度の過去問です。
たとえば、2017年2月から開始の日特では、2016年冬の過去問集(中身は、いわゆる銀本ですが、表紙が違ったりします)を使います。
そこから個別に問題をひろって、解いて→解説というのが基本のようです。
9月からの後期日特でも、難関校日特以外は、銀本(当年度の入試問題集)を使い、傾向が似ていたり、汎用性のある学校の問題を当科目全部解いて→解説というのがやはり基本のようです。
Sでも、6年夏期には「有名中」をやるよう指示があったなどとの情報を見かけることがあります。有名中とは、有名中学入試問題集のことで、Nでいう銀本にあたるようです。
Nでは新6年すぐから徐々に入試レベルに慣れさせつつ、秋以降、実践練習と志望校に向けた対策を始めるものであり、Sは6年夏後半は塾では志望校対策を中心に、実践練習を自宅学習で行うということになるようです。
ただ、どちらも、元々テキストなどで入試問題を下敷きにしたりしているので、始める時期などで、大きな差があるとは言えないと思います。
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2017年07月20日

「夏をなめるな」

今年のWの広告コピーです。
受験経験した身からすると、まさに言い得て妙だと感じました。

夏休み・夏期講習期間は、始まる前は長く感じます。講習のコマ数は通常時の数ヶ月分をこなします。学校も無いため、家庭学習の時間も倍以上は確保可能です。あれやこれやとできそうなことを考え、何だか夢が広がります。

しかし、終わってみると、あっ!という間です。

毎日暑い日が続きます。クーラーの効いた部屋と外との行き来だけでも、体がだるく感じます。そんな時にギチギチとやっても学習効率はあがらないことも多いです。だから、学校も休みになっているのです。

やろうとしても時間があるだけに、〜してから〜見てから、何てやって、そうしているうちに一日何やってたのか…とか、講習でもわからないまま先に進んじゃったとか、気がついたらこんなに日にちが過ぎてるだとか、子どもにとっても思ったとおりに行かず、ストレスを感じた夏で終わってしますかもしれません。

そこで、思いきって取捨選択し、やるべきことを限定し、それだけは達成するとした方が良いと思っています。
姉ねこさんの5年時は算数そして算数と言い続け、結果、秋以降の伸びに繋がりました。

それに加えて、塾にもまずは元気に楽しく通うことだけを重視しました。

欲張らず、ただし効果を求めて…夏の過ごし方をどうするか、秋以降のためにも子どもの特性を見極めた方針の策定が求められます。
そうした意味で、まさに「夏をなめるな」なのです。
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2017年07月19日

夏期講習と夏休みについて(6年生以外)

夏休みになります。
夏期講習も始まりますが、受験学年となる6年生はびっちり天王山の夏となります。

では、それ以外の学年ではどう過ごすことになるのでしょうか。

まず、Nでは、

4年生
全6日(4科各6コマ・全24コマ)+テスト1回

5年生
全18日(国算各20コマ・理社各16コマ・全72コマ)+テスト3回

というのが通常のようです。
ちなみに、Nでも関東は、上記以外に特別講座が数コマ組まれているようです。

Sは、

4年生
全15日(国12コマ・算15コマ・理社各9コマ・全45コマ)+テスト1回

5年生
全20日(国10コマ・算14コマ・理社各8コマ・全40コマ)+テスト1回

です。

コマ数だけを見ると、あれっ?となりますが、
Nは1コマすべて70分に対し、
Sは4年生は1コマ60分・5年生は1コマ90分となっているとの違いがあります。

また、夏期講習のコンセプトも異なっており、
Nは殆どが前期の総復習、
Sは授業が進む(新事項にも入る)、
となっています。

どちらが良いか、というのはまさに各人のスタイルによるとしか言えないでしょう。
ただ、夏休みはまとまった時間を取ることができる、絶好の機会です。
どう臨むのかによって、秋以降の状況に変化が出るものと思われます。

ちなみに、姉ねこさんの5年夏期は、算数のみ力を入れ、それ以外は塾の夏期講習に沿ったことしかやっていませんでした。
算数は、夏期講習に加え、毎日一行問題に取り組み、その結果、秋以降の算数向上につながったと思います。
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